グランドデザイン地域協議会

こんばんは。もてきです。

今日は朝10時〜12時まで公民館で土庄町グランドデザイン策定のための地域協議会ということで、ワークショップに参加してきました。


土庄町や豊島の現状をもとに、
「30年後も子どもが住み続けられるためには」
というテーマで、17名ほどで話し合いました。

移住者、地元の方、各施設の代表の方が来られてました。


ワールドカフェという形式で、4テーブル×4名ぐらいに分かれ

メンバーをチェンジして意見を出し合いました。

こちらが土庄町の企画課のカサイさんから説明のあった、

土庄町の最近の取り組みのお話でした。

さて、トークが始まりました。

テーマは
「30年後も子どもが住み続けられるためには」
というテーマ設定でしたが、

そこかしこで、そもそも論が議論されていました。


「子どもが大きくなってどこに住みたいかは子どもの自由。なぜ土庄町に戻ってくる前提なのか」
という意見も。ごもっとも。


現に、今回の参加者は移住者が半数近く占めていました。

そもそも故郷を離れ豊島に移住してきています。

今の世の中は「生まれた土地でずっと暮らす」というライフスタイルだけでなく

多様性を帯びています。

それに、結婚しない人もいるし、家を持たない人もいるし、子どもを持たない人もいます。

色んなバックグラウンドがある方がいるのが当たり前で、

それぞれがこの地域を好きで気に入って、

結果として住み続けたい、暮らしたい、となるのが自然ではないでしょうか。


「結婚して、子どもがいて、この場所に住み続ける」という前提だけで議論していくと

多様性がない社会になってしまうなと感じました。


さて、次の論点です。
そもそも、子育てとかの前にここ10年でこの島の人口構成が変わる。
70代以上の家庭菜園やお米や果樹をつくっている世代が動けなくなってしまったら、

島の一次産業の生産力が落ちてしまう。

今のように豊島の豊かな食を生み出す力は失われてしまい、荒地がふえてしまう。

一度荒地になったら復活させるのは困難。

そうなる前に、60代以下で生産できるノウハウを蓄積したり、受け継いだり、

維持管理できる仕組みが必要ではないか。

そしてその野菜や稲作をやろうにも、まずはイノシシ対策。

イノシシをどうにかしていかないと、どうにもならない。


子どもは小中学までは豊島。高校からは学区が決まってないから、どこへでも行ける。

勉強したければ今はパソコンでも通信教育でもなんでもできるし、

やりたいことをやればいい。


昔は豊島にはなりたい職業の職種が島に無いから、外に出てしまう人が多かった。

だから、子どもが帰ってこなかった。島に仕事や雇用がなかった。

それは小豆島や直島とは違う。

けれど、今は、生業をつくったり自分の仕事を生み出しながら暮らす人が移住してきている。

雇用があることより、生きる力、生み出す力をつけることが大事なのではないか。


それとともに、空き家活用と移住支援を掛け合わせて、

豊島が好きな人が入りやすいようにする。

何かを生産できる人が増えれば、それだけ島の生活は豊かになる。

卵、塩、はちみつ、レモン、などつくれる人がいるおかげで

食の楽しみと感謝が増える。


都会にあるものを、豊島に求めてもしかたない。

ないものはない。ないなりに、自分のちからでつくればよいし、

あるものに目を向ければよい。

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他にも色んな意見が出ましたが、私の参加したテーブルはそんな話をしたりしました。


これらの意見をもとに、

4月以降のグランドデザイン策定に活かすとのことです。

が、どうなっていくのか気になるところです。


さて、今回の集まりで面白かったのは
「問題意識がみんな共通しているなぁ」と思った思ったことです。

危機感をみんな持っているし、どうにかしたいと思っている。

他人事でない。

けど、どうしたらいいかわからなかったり、ひとりでは難しかったり。

眼の前の生活や仕事で忙しいと、後回しになってしまう未来のこと。


「どうにかしたいよね」と、それぞれが思っているだけでは伝わらないし、実現しない。

けれど、お互いに声に出して話し合えば、

力を合わせてどうにかできそうな可能性が出てくる。


前向きなエネルギーをみなさんが感じていたように思います。

この気持ちが原点であり、スタート地点な気がします。

ごちゃごちゃ考えず、純粋な気持ちで生きたいと思います。


もてき


私たちの時代で 変えよう

はじめまして!もてき邦夫 です。 「困っている人の役に立ちたい」 そんな高校生のときの夢は 政治の道へとつながっていました。 目指すのは 「やさしい社会」 困っているひとに寄り添い、 社会の理不尽を減らす。 社会正義(social justice)を実現したい。 私たちの時代で変えましょう。一緒に!

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