誰のためなんのために
こんばんは。もてきです。
今朝は豊島の6地区あるうちの甲生地区を後援会活動としてご挨拶に回りました。
甲生地区は観光客がそれほど多くくるわけではありませんが
海岸線や集落の景色がとても綺麗で、穏やかな空気感が漂っていて
豊島の中でも人気がある地域です。いつか住みたい。
ドンドロ浜商店さんという素敵なお店もあります。
時間の流れが違う、不思議な場所に迷い込んだような。
今日は冬休みあけのお店が「はじまるよ〜」的なイベントだった様子。
(行きたかった・・・><)
さて、今日はぼくが好きなMOROHAのフレーズから引用しつつ
書きたいと思います。
「誰のため、なんのために」
この答えを、自問自答する日々をぼくも送っています。
政治なんて関わらなくたって、生きていける。
あえて口出す必要なんてない。ほとんどのひとにとって、
選挙は「投票するもの」で、「出るもの」ではない。
18歳以上なら選挙権がある。
25歳以上なら被選挙権がある。
誰でも出れる。なのに、誰でも出るわけじゃない。
そもそもなってみる必要性なんてあるの?
世の中変わらないでしょ?意味あるの?
なんのためか。ぼくは
豊島が好きだから。
この想いが一番大きかったです。
移住して2年。
この土地で出会った妻と結婚し、幸い子どもにも恵まれました。
犬(コッペ)も大事な家族。
mammaという宿の仕事も自由な働きができて、
一緒に働くスタッフにも恵まれ、移住者仲間も素敵なひとたちばかり。
地元の島のひとは優しいひとばかり。
近所のおばあちゃんに子どもの成長を見てもらえる。
自分事のように喜んでもらえる。
買い物したときに世間話をしたり相談したりできる。
すれ違ったときに挨拶したり最近の話をしたりできる。
困ったことがあればすぐにかけつけてくれたり。
そんなひとつひとつが、都会の暮らしにはなくて
顔が見えて、コミュニケーションがあって、温度がある。
だから、豊島が好きだ。
綺麗な景色もある。
けど、それは原始の自然風景じゃない。
壇山の展望台も、唐櫃の棚田も、昔は荒れ果てていた土地。
いつか誰かが願ったから、今の美しい景色がある。
そうして眺める景色はまた、味わい深い。だから好きだ。
美味しい野菜もある。
ご近所さんからもらった野菜。
自分で野菜をつくってみると、その大変さが身に染みるし
買ってきたものとはありがたみがまた違う。
知っているひとからもらったものはまた違う。だから好きだ。
mammaという宿とカフェをやっていても、
国内外から日々いろんな方が来てくださる。いろんな話をする。
私たちも島の魅力を伝える。島のおすすめをたくさん紹介する。
島には素敵な歴史と場所と人がたくさんあるからだ。
私たちも知ってもらえて嬉しいし、繋がりができて楽しい。だから好きだ。
そんななか、豊島で「議員がいなくなる」という噂があった。
人口が減ってきている。有権者も減ってきてる。
島の有力な先輩方も家業が忙しく出ることはできない。
「議員がいなくなったら困ってしまう」
そんな声がどこからか聞こえてくる。
未来への漠然とした不安。衰退していく島。
高齢化。空き家、空き地、荒れ地。医療。教育。福祉。交通。
課題はたくさんあります。
このままおとなしく、ぼくも、誰も、何もしなかったら
この大好きな島はどうなってしまうんだろう。
ひとりで何かするのは大変かもしれない。けれど
力を合わせればできるかもしれない。
この島を、島の未来を守ることが。
選挙はひとつの考えるきっかけでしかありません。
私がやりたかったのは、
「この島の未来に希望を灯したい」ということ。
私は移住者で、若い。けれど、
よそから来たからこそ、豊島の魅力を深く感じます。
都会とは違う、ここにしかない魅力を感じます。
そんな魅力を感じている若者は、豊島には多い。
伝統を受け継ぎながら、10年後、20年後の島の未来をつくりたい。
ひとりでは難しいけれど、一緒に、力を合わせながら。
そのために勇気を出して、声をあげました。
豊島の票はどんなに集めても500票ぐらいしかありません。
当選ラインは600〜700は必要とされています。
だからこそ、土庄に住んでいる方にも応援してもらえなければ、
豊島から議員が出ることは難しいです。
つまり、土庄町全体にとって「もてき」が有益だと思ってもらえるぐらい、
もてきの想いや政策が共感できるものでなければ難しい。
これはある意味では土庄町全体にとって良いこと。
なぜなら、ほとんどの地域は「地域の票」がある程度見込みながら出馬する。
その分、地域のためにと動くのが人情であり実情。
(それが土庄町全体にとってよいのかは別です。)
けれど、もてきの場合は豊島の個別最適のためだけに活動することはできません。
土庄町の全体最適のために、動く必要性が自然に出てきます。
公共の利益のために活動する。
これは公人のあるべき姿であると思います。
子育てしたい島、暮らしたい島、移住したい島、観光したい島、だと
10年後、全国の市町村と比べても胸を張って言えるように
いま、私たちひとりひとりが町をつくっていく必要があるのではないでしょうか。
そのための選挙。
私たちひとりひとりが持っている権利を、未来のために行使していきましょう。
岡山倉敷には美観地区という美しい街並みがあります。
そこには大原孫三郎などの先人たちがいたという歴史があるように
私たちのまちというのは、先人たちの積み重ねの結果です。
私たちの住む土庄町。税金を納めている土庄町はこれからどうなっていくのか。
一緒に見守りながら、智慧を出しながら、暮らしていけたらと思っています。
もてき
0コメント